発汗と育毛剤の効果・浸透性への影響

 

液体の育毛剤は水溶性、また、汗は毛穴とは違う汗腺という箇所からでるため、少しぐらいの汗なら育毛剤の浸透性や効果に影響はありません。

 

ただし、ダラダラとしたたり落ちるような大量の汗の場合は、育毛剤の成分が汗の水分と一緒に流れ落ちてしまう可能性もあるため、タオルやドライヤーで頭皮の水分を乾かしてから塗布しましょう。

 

問題は汗よりも皮脂のほう

 

汗は汗腺、皮脂は皮脂線からと分泌箇所は違います。そのため、汗をかいたからといって必ずしも皮脂と一緒に分泌されるとは限りません。

 

また、汗と皮脂が混ざり合ってできる皮脂膜。皮脂膜には、肌を刺激や細菌から守ってくれたり、潤いを保つという大切な働きがあります。

 

問題は、皮脂膜が生成されてからある程度の時間(一般的には5〜6時間)が経つと、空気中の酸素と反応して「酸化」してしまうこと。

 

酸化された皮脂は粘着力を持ち、空気中のホコリなどが付着しやすい状態に。(不衛生な環境 → 臭いや抜け毛の原因になる)

 

分泌されたばかりの皮脂はまだやわらかい状態なので、最近の育毛剤なら浸透できます。しかし、皮脂が酸化して硬くなってしまうと、成分がしっかり浸透できないことが想定されます。(→ 育毛剤の効果が半減)

 

上記のようなことを考慮すると、汗をかいた後しばらく経過してから育毛剤を使用する場合は、育毛剤の効果を最大限に発揮するためにも、シャンプーや湯シャンで皮脂汚れを洗い流してから塗布するようにしましょう。

 

育毛剤を使用する場合の洗髪の頻度

 

皮脂の洗い流しすぎや洗髪時の抜け毛が気になるからと、シャンプーを使わなかったり、2〜3日に1回しか洗髪しない方も結構いるようです。

 

でも、上で述べたように、皮脂が分泌されてからある程度の時間経過すると、酸化して育毛剤の成分が浸透しにくい状態に。

 

それから、皮脂は洗髪で洗い流しても2〜3時間後にはまた新たに分泌されます。

 

夜の22時に頭皮をキレイにしても、0時〜1時には新たな皮脂が分泌され、そこから5〜6時間後の朝6時くらいには酸化状態になっている可能性があります。

 

ただし、寝ている間は夏場や寝汗がひどい人を除いて、大量に汗をかくことはないので、汗と皮脂が混ざり合ってできる皮脂膜の生成はそこまで活発ではありません。

 

目安として、自分の感覚で頭皮に汗をかいたなーと感じてから5〜6時間後には、皮脂が酸化し始めているというアバウトな解釈でOKだと思います。

 

その状態になった後に育毛剤を使用する場合は、シャンプーまたは湯シャンで皮脂汚れをシッカリ落とし、成分が浸透しやすい毛穴環境を整えてから塗布する意識が必要です。

 

汗・皮脂と薄毛に関する【よくある質問】

 

汗っかきの人は薄毛になりやすいの?

 

汗っかき = 薄毛になりやすい、ということはないはずです。

 

ただ、汗をかいた頭皮を何日も洗わずに放置してしまうと、頭皮環境が不潔な状態に陥ります。

 

そのような状態が日常化してしまうと、髪の毛の成長にも悪い影響を与え、長期的にみれば薄毛になる可能性は高くなります。

 

皮脂の分泌量が多い人は薄毛になりやすいの?

 

抜け毛や薄毛など頭皮・頭髪トラブルの原因の1つに、皮脂の過剰分泌があげられています。

 

しかし、関連する専門サイトや書籍を見る限りでは、皮脂分泌量が多い = 薄毛になりやすい、という直接的な関係はないようです。

 

ただ、汗と同じように皮脂でベタついた頭皮を何日も放っておくと、頭皮環境が悪化してしまい、抜け毛、フケ、かゆみ、ニオイなどの頭髪トラブルを招いてしまいます。

 

長い間そのような状態を続けることで、薄毛になる可能性は高くなります。