8月の頭皮ケアのテーマは「紫外線」「汗」「冷え」

 

8月の頭皮ケアで一番重要なのは、紫外線ダメージ(乾燥・炎症)を受けてしまった頭皮地肌の手当です。

 

抜け毛が多くなる秋冬に向けて「乱れた頭皮環境を正常に戻す」ケアがポイントです。

紫外線ダメージは抜け毛の大敵

 

7月〜8月は紫外線のピーク。

 

身体の中でも一番高い部位の頭は、紫外線によるダメージが最も多くなります。(頭皮は顔の2倍以上も紫外線を浴びている)

 

対策としては、強い直射日光に長時間あたらない工夫をすること。

 

帽子(麦わら帽子が最適)や日傘(白より黒っぽい方が良い)、頭皮用のUVケア用品などを活用しましょう。

 

詳しくは >> 頭皮や髪の毛の紫外線(UV)対策

 

 

頭皮地肌が露出しやすい分け目には、紫外線が直射します。毎日分け目を変えるのも効果的です。


紫外線を浴びてしまった頭皮のケア

 

強い紫外線を大量に浴びた頭皮は、とてもデリケートな状態です。

 

場合によっては炎症を起こしている場合も。

 

手当のポイントは、「乾燥」と「炎症」していることを意識して、頭皮に負担をかけない「保湿ケア」を心がけましょう。

 

日焼けした頭皮は通常より弱っている状態なので、「刺激の強いシャンプー」「負担をかけるブラッシング」「強すぎる頭皮マッサージ」など、頭皮に負担をかけたり傷つけたりするケア方法はNGです。

 

 

頭皮へのダメージの影響は、数ヶ月のタイムラグ(3ヶ月程度)があった後に、抜け毛・髪質の悪化・白髪などの悩みとなって表面化します。

 

9月〜12月の秋冬に抜け毛が増えたり、フケ・かゆみの悩みが多くなる理由は、紫外線が強くなる6月〜8月の頭皮ダメージが、3ヶ月程度遅れて表面化するためです。

 

中でも一番抜け毛が多いのは9月。

 

7月8月に浴びた紫外線以外にも、暑さのせいで寝不足になったり・夏バテで体が疲れていたりすると血流が悪くなります。血行不良は身体に様々な悪影響を与え、当然、髪の成長の妨げる要因にもなります。

 

9月以降に表面化する夏場の頭皮ダメージの影響を、出来る限り少なくするためにも、8月は丁寧な頭皮ケアを心がけていきましょう。


おすすめのケア方法は「育毛剤」

 

紫外線でダメージを受けた影響で「乾燥し炎症を起こしている頭皮」のケアは、アイテムなしでは難しいです。

 

保湿をして炎症も抑える必要がありますが、頭皮用の保湿液や抗炎症薬というのは、ほとんど見かけません。

 

そこで役立つのが、「育毛剤」です。

 

(育毛エッセンス、育毛ローション、育毛トニックなどは呼び方が違うだけで、働きは育毛剤と同じです)

 

育毛剤というと「髪の毛を生やすもの」というイメージですが、本当は「頭皮環境を正常に整える」のが主な働きです。

 

頭皮環境を整える働きの中には「頭皮の保湿」や「抗炎症」の効能もあります。

 

また、抜け毛防止の効果もあるので、数カ月後に表面化する抜け毛の対策にも役立ちます。

 

 

育毛剤には男性用・男女兼用・女性用とありますが、女性用以外はアルコール成分やメントール成分が多く含まれていて、刺激が強いのが特徴です。

 

紫外線ダメージにより弱った頭皮に刺激は厳禁なので、低刺激の女性用育毛剤を選ぶようにしてください。

 

※頭皮の地肌が乾燥して敏感になっている状態なので、敏感肌・乾燥肌向けの女性用育毛剤がおすすめです。

 

詳細は >> 敏感肌・乾燥肌の育毛剤選び


大量に汗をかいた後は頭皮を清潔に

 

汗を多くかくと、皮脂も通常より多く分泌されます(皮脂は7月〜8月に最も増加)。

 

過剰分泌された皮脂に紫外線があたると、酸化して固形化します。そうすると頭皮の毛穴に詰まってしまい、重大な頭皮トラブルにもつながります。

 

対策としては、

  • 汗をかいたらすぐにタオルでふき取る
  • 正しいシャンプー法で皮脂を適度に落とす

ありきたりですが、頭皮を清潔な状態に保つ意識が大切なポイントになります。

 

プロが教える!シャンプーテクニック [動画]

 

Vol.1 洗い方&頭皮マッサージ

 

Vol.2 すすぎ&トリートメント

 

冷房や冷たい飲食によって「身体を冷やしすぎる」のもNG

 

身体を冷やしすぎると、代謝や血流が悪くなります。

 

髪に必要な栄養や酸素は、血液のよって運ばれますので、血行不良に陥ると直接的に抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。

 

暑さを我慢しすぎるのもダメですが、冷やし過ぎには注意しましょう。

 

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