自律神経のバランスと抜け毛・薄毛との関係

 

「自律神経」という言葉はよく聞きますが、私たちは普段自律神経をそれほど意識することはありません。

 

というのも自律神経はその名の通り自分の意識とは関係なく、自立して(独断で)働いているので、意図的に自律神経の働きに介入することはできません。

 

例えば走る、体を曲げるなどの運動神経は自分で意識してできますが、これは体性神経といって意思の介入を受ける神経です。

 

自立神経は自分の意識とは関係なく、24時間自立して働き体の各器官をコントロールしています。

 

この自律神経のバランスが崩れると体のあちこちに支障が出たり、精神系に悪影響を及ぼすことがあります。

 

自律神経のバランスが崩れる原因

 

自律神経は活動的なシーンで優位になる交感神経と、休息や就寝など体を休めるシーンで優勢になる副交感神経がそれぞれの必要とされるシーンで交互に切り替わって、日々の生活を支えてくれています。

 

このバランスが保たれていると良いのですが、現代社会はどうしても休息よりも活動シーンに比重がかかることが多く、交感神経が優位になりがちです。

 

本来副交感神経に切り替わって休息に入るべきシーンでもこれが切り替わらず、効率的な休息とならなかったり、睡眠不足になってしまうことがよくあります。

 

こうした交感神経と副交感神経のバランスを崩す要因は、運動不足や睡眠不足、長時間労働、繰り返す夜勤、気温の変化、不規則な生活習慣、食品添加物など肉体的な負荷だけでなく、仕事上のノルマやプレッシャー、学校や家庭の人間関係など精神的な負荷など広く考えられます。

 

自律神経のバランスを崩すと慢性的な疲労、倦怠感、イライラ、集中力不足、ドライアイ、動悸息切れ、便秘や下痢、インポテンツや生理不順など全身で症状が出ることがあります。

 

髪の毛に与える悪影響、抜け毛・薄毛との関係は?

 

自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位な状態になると、一種の緊張状態となるので頭皮の血管が収縮し血行不良を起こしやすくなります。

 

また防衛反応から全身の筋肉が硬くなるので頭皮の柔軟性も失われます。

 

重症になるとなかなか体が休むことができず、夜になっても入眠できない入眠障害になることもあります。

 

そうなると睡眠の質が落ちて髪の毛の成長を促進する成長ホルモンの分泌が減ったり、睡眠不足から体力低下を招いて健康を害することになります。

 

自律神経バランスを整える方法は?

 

まず、身体的・精神的な症状が重く時間的な猶予が無いところまで我慢してしまっている人はできるだけ速やかに医師に相談するようにしましょう。

 

病院では投薬治療が可能で即効性が期待できる他、精神科や神経科、心療内科では保険適用で心理療法を受けることもできます。

 

病院にかかるまででもない場合は自己手当としてできるだけリラックスできる空間づくりに努めましょう。

 

アロマテラピーや好きな音楽をBGMにかける、半身浴を試してみるなどです。

 

そして自分のライフスタイルを今一度見直してみて下さい。ついつい夜更かしをする生活を続けていませんか?

 

自分の意思で矯正できる事項は矯正して、一日の生活リズムを取り戻してください。

 

また運動など体を動かすことは交感神経を有利にして逆効果になると思いがちですが、本人が心地よいと感じるような運動はリラックス効果が大きいのでお勧めです。

 

緊張を解くための運動ですので有酸素系の運動がベターですが、本人が気持ち良ければ筋トレでも結構です。

 

ただし運動は最初から張り切りすぎないこと。目的はダイエットではなくて自律神経の安定だということを忘れずに。頑張り過ぎはさらにストレスを大きくしてしまいます。