なぜ、薄毛で悩む女性が急増しているの?

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薄毛を気にして鏡をみる女性

 

昨今の女性向けの薄毛や抜け毛対策の商品やサービスの露出を見ていますと、明らかに昔よりもその頻度が増えていますね。

 

お昼の時間帯のテレビコマーシャルには女性用育毛剤やウィッグのCMがバンバン流れていますし、男性向けの薄毛治療専門クリニックの中にも女性向けの外来を設置したり、女性専用の頭髪クリニック を開院するところもあります。

 

このように女性の薄毛に訴求する商品やサービスが増えてきたのは裏を返せばそれに対する要求が増えている、女性の薄毛の悩みが増加しているということです。

 

確かに昔と今では環境が異なるところもありますが、基本的に人の体には変異はありませんし、どうしてここにきて女性の薄毛が気にされ出したのでしょうか。

 

ストレスの増加でホルモンバランスが乱れやすい環境にある

 

女性の社会進出の増加によって、昔よりも若い年代の方がストレスにさらされる頻度が増えています。

 

また労働環境の面でも個人にかかる負担が重くなりがちであるということもあります。

 

この点はまた別の問題になりますが、現在の日本の雇用制度では多めの人員を雇って効率的に事業を進めるよりも、少ない人員に止めて必要があれば残業させたり休日出勤させるなどの雇用の仕方の方が企業の負担が少ないからです。

 

このようにして従業員個人の負担が持続的なストレスとなって、女性の場合は体内でホルモンのバランスが乱れてしまう原因となります。

 

通常であれば女性ホルモンの作用によって女性は様々な悪影響から守られています。

 

育毛の分野であれば女性ホルモンは抜け毛を抑制し豊かな毛髪を維持する効果があります。

 

ストレスによってホルモンバランスが乱れて女性ホルモンの分泌が減ると、男性ホルモンが優位になって薄毛症状を呈することもあります。(ストレスが髪の毛に与える悪影響

 

これまで女性ホルモンによって抑えられていた男性ホルモンが優位になると、ジヒドロテストステロン(DHT)という成分が生成され、これがヘアサイクルを乱して薄毛を促進します。

 

女性なのにまるで男性ホルモン由来の症状がでるため、女性男性型脱毛症(FAGA) などとも呼ばれます。

 

 

上の写真のようにパット見で分かるほど薄毛の症状が進行してしまっている場合は、自宅での頭皮ケアだけでは改善が難しいため、近年、抜け毛・薄毛専門の病院で検査や治療を受ける人が増えています。

 

 

中高年でも活動的な女性が見た目を気にする

 

もう一つ、現代の高齢者はとても元気な方が多いですが、更年期(40代・50代)に差し掛かる年代の中高年層はさらに元気です。

 

この年代でも活発な女性は積極的に外にでて活動しますから、見た目だって気にします。

 

洋服などはおしゃれできますが、頭髪は帽子くらいしかアイテムが無いので必要であれば 女性用の育毛剤増毛パウダー、ウィッグなどの活用も検討します。

 

昔であれば「もういい年だし」と積極的な活動をしなくなっていた年代の方でも見た目を気にする機会が増えたことからそれが悩みとなって表れていると解釈することもできます。

 

中高年層の女性は更年期に差し掛かる年齢でもあり、更年期症状の一つに薄毛があります。

 

やはりこれもホルモンバランスの乱れによるものです。

 

女性ホルモンの分泌が減ることでその影響が得られなくなり、毛髪量が減ったり抜け毛が増えてきたりします。

 

更年期障害はホットフラッシュが有名ですが、更年期のホルモンバランスの乱れは神経系にも悪影響を及ぼします。

 

若いうちは脳からの女性ホルモンの分泌指令に十分応えられていた子宮が、加齢により分泌力が弱ってくると、脳との神経信号のやり取りが上手くいかず色々なところに歪みが生じることがあるのです。

 

頭皮の毛細血管も神経のコントロールを受けますので、少なからずよくない影響を受けてしまうでしょう。

 

ですから更年期障害の症状がある場合にはまずこちらの対策を行うことで薄毛がとまることもあります。

 

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パソコンやスマートフォンの長時間利用も一要因

布団に寝転びながらスマホをいじる若い女性

 

昔と現代の大きな違いの一つにパソコン・スマートフォン・タブレットの普及が挙げられます。

 

PCやスマホはとても便利で今や生活に欠かせない必須アイテムですが、長時間の利用は体や髪の毛に負担をかけてしまいます。

 

髪の毛に悪影響を与える理由

 

同じ姿勢で操作することによる、体のコリ(特に首こり・肩こり)。

 

コリは血行不良の原因となります。

 

目に負担がかかる液晶を長時間見続けることによる、眼精疲労。

 

目の周りの血管は頭部とつながっており(特に側頭部)、目を酷使することで血流の流れが悪くなります。

 

また、眼精疲労を回復させるためにシステインとう栄養が多く消費されてしまいます。

 

システインは毛髪を構成する大切な栄養のため、慢性的に不足してしまうと頭髪トラブル(脱毛・薄毛・枝毛・切れ毛・白髪など)を引き起こす要因となります。

 

※側頭部の薄毛は眼精疲労が主な原因とも言われています。(側頭部の薄毛[原因と対策]

 

就寝前に使用することによる、夜更かし・睡眠時間不足。

 

お布団に入ってからもスマホをいじる方は多いかと思います。

 

ついつい長くなってしまい、寝るのが遅くなってしまうと、睡眠の量と質に悪影響を与えてしまいます。

 

髪の毛が育つゴールデンタイムは、成長ホルモンがよく分泌される夜22時〜2時の約4時間。

 

この時間に質の良い睡眠をとることで健康な髪の毛が育ちます。逆にまったく睡眠をとれていない方は、抜け毛・薄毛など頭髪トラブルで悩む割合はグンッと高くなってしまいます。

 

また、スマホに集中している間は交感神経が優位に働いており、体が緊張した状態にあります。

 

質の良い睡眠をとるためには、体をリラックスさせ副交感神経を優位に働かせる必要があります。髪の毛が育つのも副交換優位の時間です。

 

 

PCやスマホの利用により「血行が悪くなる」「睡眠の質が下がる」、この2つは髪の成長を妨げる直接的な要因になります。