PMS(月経前症候群)の症状&抜け毛との関係

PMS(月経前症候群)の女性

PMS(月経前症候群)とは?

 

月経前症候群(PMS)とは女性が生理前に感じる様々な不快症状のことをいいます。

 

更年期障害もそうですが、月経前症候群の症状も人によって様々で、ある一つの症状を指すものではありません。

 

人によって感じる症状は様々ですが、大きく分けて精神的なものと肉体的なものにわけられます。

 

精神的な不快症状としては次のようなものがあります。

 

イライラ感や不安感

 

ちょっとしたことでも感情的になってしまい他人にあたってしまうとか、周囲の人の態度がやけに気にくわないなど、普段は別にどうってことのない場面でもイライラ感が増大します。

 

また特別な理由は無いはずなのになぜか気分が落ち込む、元気が出ないなど、抑うつ的な症状に似た気分の落ち込みを伴います。

 

肉体的なものには次のようなものがあります。

 

異常な眠気

 

しっかり寝たはずなのに日中の眠気が酷い、仕事に集中できないなど、一日中スッキリせずボーっとしてしまいます。

 

頭痛

 

頭痛にはいくつか種類がありますが、心身のバランスが崩れることで緊張性頭痛や偏頭痛を誘発しやすくなります。

 

市販の一般的な頭痛薬で対処できることもありますが、それでも効果がない、幾度も再発して薬を濫用してしまうような場合は月経関連偏頭痛かもしれません。

 

その場合は医師に相談して別のタイプの頭痛薬を検討した方が良いでしょう。

 

トリプタン系頭痛薬といって専用の頭痛薬があります。

 

めまいや吐き気

 

食あたりなどでないのにムカムカする、吐き気が出ることがあります。

 

食欲がなく食事量が減るだけのこともありますが、食べ物を見ると吐き気を催し全く食べられないという人もいます。

 

地に足が付かないようなフワフワした感じでめまいを覚える方もいます。

 

肩こり・腰痛

 

体内で痛み物質が発生することから腰痛を訴える方や、肩こり、肩こり痛を訴える方もいます。

 

上記の症状は人によって軽い重いがあるので、自己対処で切り抜ける人もいれば医師に相談して薬を処方してもらう人もいます。

 

症状が重い場合はホルモン補充療法、軽い場合はその症状への対症療法が取られることが多いです。

 

PMSはなぜ起こる?抜け毛増加との関係は?

 

生理の時期には体内でホルモンバランスの変動が起き、これがPMSの原因になるといわれています。

 

生理が始まってから排卵が起きるまでの間はエストロゲンという女性ホルモンが優勢で、こちらは幸福感を強める作用の他、髪の毛を維持し脱毛を抑制する効果があります。

 

排卵期以降はプロゲステロンという女性ホルモンが優勢になり、こちらは受精卵が子宮内で着床しやすくする作用の他、抜け毛が起きやすくする作用をもたらします。

 

具体的には頭皮からの皮脂の分泌量を増やし、頭皮環境を悪化させてしまいます。

 

毛穴詰まりを起こしやすい環境となるため、抜け毛を誘発します。

 

この時期に抜け毛の増加を意識するのは、プロゲステロン自体の抜け毛誘発作用と、それまでエストロゲンのおかげで抜け毛が抑制されていたところ、プロゲステロン優勢に入れ替わることでエストロゲンの作用が減って毛髪維持効果が薄れるためと考えられます。

 

病院での診察、改善・対策法など

 

基本的に生理に伴って増えるように感じる抜け毛は女性ホルモンのバランスによるものなで積極的な治療は要さないことが多いです。

 

もし他の月経前症候群の症状がひどい場合は、その治療を目的にして女性ホルモンの補充療法が取られることがありますが、これが功を奏するとホルモンバランスが安定して抜け毛も減るものと考えられます。

 

医師にかかるまででもない方はアロマテラピーなどで心身のバランスをできるだけ保つようにすることで、症状の緩和が期待できます。