9月の頭皮ケアのテーマは「保湿」「血行促進」

 

紫外線のピークをむかえる8月が過ぎ、本格的に夏の頭皮ダメージが表面化してくるのが9月頃です。

 

紫外線や汗の対策がポイントだった8月までの頭皮ケアと比べて、9月は「保湿」と「血行促進」がテーマになります。

 

6月〜8月の頭皮ダメージが9月以降に表面化

 

強い紫外線を浴びた頭皮は「乾燥」や「炎症」の症状を起こしているケースが多くなります。

 

 

頭皮は体の中で1番高い部位、顔の2倍以上の紫外線を浴びている


9月以降に増える頭皮・髪のトラブル
  • 抜け毛が多くなる
  • 頭皮の乾燥
  • パサパサしたフケ
  • 頭皮のかゆみ
  • 頭皮がヒリヒリ痛い
  • 髪のパサつき・枝毛・切れ毛

これらの症状の原因は、夏に受けた頭皮ダメージがほとんどです。

 

紫外線ダメージをうけた頭皮は「弱っている・地肌が荒れている」状態で、とてもデリケートで敏感。

 

そのため、ケア方法も「丁寧」と「低刺激」を心がける必要があります。

 

ケア方法は「保湿」を中心に

 

秋〜冬の頭皮のフケや痒み・痛み、髪質の悪化の原因は「乾燥」の場合が多いため、手当も「保湿」が中心になってきます。

 

頭皮の乾燥に悩んで、「頭皮 乾燥対策」「頭皮 保湿方法」などで検索する方は多いかと思います。

 

私も頭皮が乾燥しやすくフケも多い体質なので、頭皮用の保湿アイテム探しはかなり長い間続けていました。

 

スキンケア用の化粧水を頭皮につけたり、保湿性が良いと評判のシャンプーやローションを使用したり、色々な商品や方法を試してきました。

 

結果的に、化粧水などの保湿効果を求めたものは、塗ってから1〜2時間程度は効いています。

 

でも、その後は頭皮に乾燥感がでるので頻繁に塗る必要がありました。

 

頭皮用の化粧水は結構な値段するものなので(私が使っていたのは1ヶ月分で6000円)、頻繁に塗るとなると1ヶ月2〜3本は購入しないとだめなので、コストがかかり過ぎ…

 

そこから色々調べていくうちに、頭皮の乾燥やフケ・痒みは、主に「血行不良」が原因ということを知りました。

 

頭皮の血行を促進すれば乾燥も改善される

 

秋冬になって気温が下がってくると、冷え性や体の新陳代謝の低下により、なおさら血流が悪くなってきます。

 

そこで、頭皮の血行不良を改善すれば、頭皮乾燥を根本から治せるのでは?と思い、血行促進作用の高い育毛剤を試してみることにしました。

 

育毛剤で頭皮の保湿と血行促進を同時にケア

 

頭皮の乾燥や抜け毛の一番の原因は「血行不良」なので、保湿と同時に血行を促進させるケアが必要になります。

 

そのため、頭皮用の美容液やローションなどによる一時的な対処法よりは、血行促進作用の高い育毛剤を使ったほうが効果的です。

 

育毛剤には、抜け毛防止や育毛・発毛促進の他に、保湿や血行を促進させる成分も配合されているので、秋冬の頭皮ケアに最適なアイテムです。

 

 

肩や首と同じように、頭皮にもコリが溜まります。

 

さらに、血液の流れが悪くなって硬くなった頭皮では、十分な栄養が届かずに髪が細く痩せていき、ボリューム不足やハリ・コシのなさに悩まされることに…

 

そうならないためにも、血流促進効果の高い育毛剤を利用して、柔らかい頭皮やハリ・コシのある髪の毛をキープしましょう。

 

育毛剤の使用目的は「予防」と「対策」

 

すでに抜け毛や薄毛となって悩みが表面化している場合は、いま以上に症状が悪化しないように「対策」として育毛剤を使用することになります。

 

このケースでは、すでに悩みとなって自分事になっているので、あまり迷わずに育毛剤に頼ることができると思います。

 

問題は、頭皮の乾燥・かゆみ・フケは気になるけど、抜け毛や薄毛までは気になっていない、というケースです。

 

なぜかというと、頭皮が受けた刺激やダメージは、すぐに頭皮トラブルとなって表面化するのではなく、2〜3ヶ月のタイムラグが発生するからです。

 

7月8月に受けた強い紫外線の影響は、9月〜11月に頭皮トラブルや髪質の変化となって表面化してきます。

 

以下の画像は「1日の平均抜け毛本数の推移」です。

 

春の4月は50本程度だった抜け毛の本数が、秋冬の10月11月には約3倍の150本近くまで急増します。(個人差あり)

 

※この結果は、花王の研究所がだいぶ前に発表した数値を、私がグラフ化したものです。

 

1日の平均抜け毛本数の推移グラフ

 

流れとしては、

紫外線を浴びる → 頭皮が乾燥・炎症を起こす → フケや痒みを引き起こす → 頭皮環境が悪化して髪の成長も悪くなる → 抜け毛が増える → 地肌が透ける薄毛まで進行

と進むのが一般的です。

 

ここで一番伝えたいことは、放ったらかしで何の対策も取らずにいると、薄毛まで進行してしまう可能性があるということです。

 

まだフケ・痒みが気になる程度だと薄毛は「他人事」です。

 

人は自分事にならないと本気で行動しないので、この場合も対策を取らずに放っておく人の方が多いはずです。

 

 

毎年11月〜2月頃に「抜け毛 止まらない 薄毛」「分け目 抜け毛 目立つ」のような検索需要が増えるのは、おそらく夏場の頭皮ダメージを放ったらかしにした人が多い結果だと推測できます。


今の時点でフケや痒みがあるのなら、対策をとらずに2〜3ヶ月経過すると頭皮環境はさらに悪化して、ひどい抜け毛で悩む可能性が高くなってしまいます。

 

また、抜け毛や薄毛の症状が本格化してから、慌てて対策をとったのでは、回復するまでにより多くの期間やお金が必要になってしまいます。

 

 

女性の薄毛の前兆サインで多いのが、頭皮の乾燥とフケ・痒みと、髪質の変化(うねり・クセ)と言われています。

 

頭皮が乾燥すると毛根への血液の流れが悪くなり、血流によって運ばれる栄養素や酸素が不足することに。

 

髪の成長に必要な栄養や酸素が届きにくくなるため、細く短い成長不十分な毛髪が増えたり、途中で抜け落ちていく髪、うねったりクセ毛などが増えていきます。

 

これが大量&異常な抜け毛や髪質変化の正体です。


そうならないために大切なのが「予防」です。

 

頭皮のフケ・かゆみが通常より多いかも?と違和感を感じたら、少しでも早く頭皮ケアを開始しましょう。

 

秋〜冬の頭皮トラブルは「育毛剤」で対策

 

秋冬の育毛剤の選び方

 

頭皮が弱ってデリケートな状態なので、刺激の強い男性用や男女兼用の商品を使用してしまうと、症状をさらに悪化させてしまう可能性があります。

 

ですので、男性用や男女兼用は避け、「女性用」の育毛剤を選びましょう。

 

また、気温の下がる秋冬は体が冷えやすく頭皮の血流も低下します。

 

血行不良は頭皮環境の悪化につながり、抜け毛・薄毛の直接的な原因になり得るので、育毛剤のタイプは、高い血行促進作用が期待できるものが最も適しています。