女性でも男性型脱毛症で悩む人が増えています

 

最近は女性でも男性型脱毛症(AGA)の症状を発症する方が増えていると聞きます。

 

女性の場合は男性の区別するために「女性男性型脱毛症(FAGA)」などと呼ばれますが、原理としては男性と同じです。

 

脱毛を誘引する男性ホルモンが体内で悪さをするものですが、なぜ女性に起こるのでしょうか。

 

通常若い女性であれば女性ホルモンの分泌が盛んですので、男性ホルモンを制御して悪さを働かせないようにしています。

 

しかし、何らかの原因で女性ホルモンの分泌が弱まると、脱毛を招く男性ホルモンが優位な状態が続いてしまいます。

 

例えば加齢によって女性ホルモンが弱まる更年期付近に差し掛かると、FAGAを発症しやすくなります。

 

また若い女性でもストレスや不規則な生活などでホルモンバランスが崩れると、同様に男性ホルモンの影響を受けやすくなり、抜け毛が急増する場合があります。

 

女性は女性ホルモンの影響が残るので、劇的な薄毛の進行にはなりにくく、男性のように生え際が後退したり頭頂部が禿げたりといったことはあまりありません。

 

そのかわり髪の毛一本一本が細くなり、頭髪が全体的に薄くなったように見えるようになります。

 

男女での症状の違い

 

一般的な男性型脱毛症(AGA)

男性の場合は、前髪や生え際が後退したり、頭頂部がカッパのようにハゲてしまう傾向にあります。

 

一般的な女性の男性型脱毛症(FAGA)

女性の場合は、分け目が広がったり、頭頂部やつむじ付近の頭皮が透けて目立つような症状(びまん性脱毛症)が多くなっています。

 

男性型脱毛症(AGA)は、主に遺伝や男性ホルモンの影響を受けた薄毛の症状を指します。

 

実は、女性の体内にも男性ホルモンが存在していて、抜け毛や薄毛で悩む女性の40%前後は男性型脱毛症の可能性があると言われています。

 

補足:ホルモンバランスについて

髪の毛の成長(育毛・発毛)に大きな影響を与えている女性ホルモンは、一生涯でわずかティースプーン一杯程の分泌量と言われています。

 

そして、脱毛要因である男性ホルモン(テストステロン)は女性の体内でも分泌されていて、卵巣や副腎から男性の1割程度の量が出ています。(個人差で前後)

 

→ 女性の体内にある男性ホルモンの量は、女性ホルモン(エストロゲン)の10倍以上も!

 

ホルモンバランスが乱れると男性ホルモンが優位な状態に

 

女性ホルモンの働きはとても神秘的で、ほんのわずかな分泌量でも体の機能を整えたり・女性らしさを保ってくれます。

 

しかし、その分泌はとても繊細で、ストレスや生活習慣の乱れ(睡眠不足・栄養不足など)の影響を受けると、その分泌量が減ってしまいホルモンバランスを崩してしまいます。

 

また、更年期(40代〜50代)・閉経を迎えると、女性ホルモンの分泌量は一気に減少して閉経後はほとんど分泌されなくなります。

 

このような状況下では、女性ホルモンより男性ホルモンの働きが優位になり、その影響は頭髪にも作用してしまいます。(脱毛・ヘアサイクルの乱れの要因)

 

→ FAGAを発症してしまう可能性もグンッと高くなります。

 

自分の症状がFAGAに該当するかの見極め方

 

抜け毛や薄毛の進行と同時に、以下のような状況・症状も気になる場合は、女性でも男性ホルモンの影響を受けている可能性があります。

 

  • 父親や母親も薄毛で悩んでいる
  • 更年期(40代〜50代)
  • 分け目や頭頂部の頭皮が透けて目立つ
  • 細い・短い抜け毛が増えた
  • 頭皮のベタつき・ニオイが気になる
  • 顔のヒゲや体毛が濃くなってきた
  • 肌荒れ(ニキビ・吹き出物)
  • 月経周期が不規則
  • 閉経後

など。

 

※特に、40歳を過ぎて女性ホルモンの分泌量が低下してくると、該当者が急増します。

 

 

育毛剤を選ぶ際のチェックポイント

 

女性用に開発された育毛剤は、一般的な女性の薄毛症状に効くように成分が配合されています。

 

そのため、男性ホルモンの影響を受けた女性の薄毛症状に対しては、十分な効果を発揮しない可能性があります。

 

→ 「男性ホルモンの働きによる脱毛」をブロックするための成分が含まれていないものが多い。

 

そこで、「男性用育毛剤を選べばいいの?」と考えがちですが、

 

男性用に開発された育毛剤は、女性が使うことを考慮していないため、アルコール含有量が多くて刺激が強すぎたり、成分濃度が高くて頭皮環境をさらに悪化させてしまう可能性があります。

 

そこで役立つのが、男性ホルモンの働きを抑制する成分を含みつつ、女性でも安心して使える「男女兼用の無添加育毛剤」です。

 

詳しくは、≫ 天然無添加育毛剤 イクオス の記事をご覧ください。
(当記事と重複する内容も含まれています)

 

補足:男性ホルモンが髪の成長に与える悪影響

 

ひどい抜け毛や薄毛には男性ホルモンが悪さをしているというのは昔から言われていましたが、現在ではその作用機序が解明されてきて、色々な治療法が確立されつつあります。

 

また、男性ホルモンにも無害なものと有害なものがあり、どのように髪の成長に悪影響を及ぼすかといったところまで分かるようになってきました。

男性ホルモンが髪の毛の成長を阻害する仕組み

 

人の髪の毛は一つ一つの毛根から生み出されていますが、その毛根はそれぞれが独立したヘアサイクル(毛周期)によって活動しています。

 

ヘアサイクルとは髪の毛が生え、成長が止まり、抜け落ち、また新たな髪の毛が生えてくるというサイクルをいいます。

 

このサイクルは3つの過程で構成され、髪の毛が成長する成長期、成長が止まり脱毛する退行期、脱毛した後次の毛髪を生み出す準備期間となる休止期の過程があります。

 

 

個人差はありますが、成長期は5年前後、退行期は数週間、休止期は3か月ほどといわれています。

 

悪さをする男性ホルモンはこのサイクルのうち成長期を短くし、髪の毛が成長できないうちに退行期に入らせ、脱毛させます。(→ 細い・短い抜け毛が増える)

 

男性ホルモンの影響は何かしらの対策をとらない限り続くので、悪影響が及ぶ範囲が徐々に増え、その結果、頭髪全体で薄毛が進行していきます。

男性ホルモンがどのようにヘアサイクルを乱すのか

 

具体的に男性ホルモンがどのように作用するのかというと、まず、髪の毛に悪さをしないテストステロンという男性ホルモンが体内にあるのですが、これが酵素の一種である5αリダクターゼという物質と結びつくことでジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。

 

DHTは毛根に対してある種の指令を発しますが、これが脱毛信号となって毛根の成長期にストップをかけます。

 

その毛根は本来もっと成長期にあり毛髪を成長させることができるにも関わらず、脱毛指令によって早期に退行期に入り、すぐに休止期に移行します。

 

つまりDHTはヘアサイクルの成長期の期間を短くするため、成長途中の細い髪の毛が増え、ボリューム不足・髪質の変化・頭皮が透けるびまん性脱毛症の症状を招くことになります。

 

 

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