育毛剤の効果を実感できなかった方へ

 

女性の薄毛対策や育毛剤に関するブログ・掲示板・Q&Aサイトをみてみると、

  • 育毛剤を使ってみたけど全然効果なかった!
  • 私にはまったく効かなかった…
  • 産毛は生えたけど太くはならない

など、育毛剤の効果に満足できなかった方の書き込みがありました。

 

私も、過去に使用した育毛剤で全く何の変化も現れなかったものがあったので、この不満の気持はすごく分かります。

 

でも、使用した育毛剤や薄毛の症状、年齢、生活スタイルなど個人差があるので、効かなかった原因を1つに絞るのは無理だと思います。

 

それでも、いくつかの可能性は考えられるので、以下にまとめてみました。

 

育毛剤の効果を実感できなかった時のチェックポイント

 

▼ 目次

 

≫ 効果の判断が早すぎた可能性
(3ヶ月〜6ヶ月継続使用しても効果を得られなかった方は、この項目は飛ばしてください)

 

≫ 育毛剤が合っていなかった可能性

 

≫ 育毛に必要な栄養が不足していた可能性

 

≫ 病気が潜んでいる可能性

 

 

栄養不足、睡眠不足、強いストレス、喫煙などの悪い生活習慣の説明は省きますが、薄毛を改善するためには、この辺の見直しは必須条件です。

 

 

効果の判断が早すぎた可能性

 

育毛剤に含まれる成分の働きは、使用初日から作用します。

 

ただし、髪の毛の成長には周期(→ ヘアサイクル。お肌のターンオーバーと同じようなもの)があるので、短期間で目に見えて薄毛が改善する可能性はかなり低いです。

 

ヘアサイクル(毛周期)

(通常は、成長期約4〜6年、退行期約2〜3週間、休止期約2〜3ヶ月)

 

新しい髪の毛が生えるには、脱毛期である休止期から成長期に移行する必要があります。

 

この休止期→成長期の移行だけでも、それなりの期間かかります。

 

通常の休止期は2〜3ヶ月と言われていますが、薄毛で悩んでいる方の場合は、休止期が長引きやすい傾向にあります。

 

休止期には新しい髪が生えたり、既存の髪が成長したりすることはないので、この期間は育毛剤の効果を実感することはできません。(内部的には効いている)

 

通常のヘアサイクルの割合は、成長期約90%、退行期約1%、休止期約10%と言われていまが、薄毛で悩んでいる方の場合は、休止期が20%近くまで増えている可能性があります。

 

これは、抜ける髪が増えて、新しく生える髪が少ないことを意味しています。

 

育毛剤を継続して使うことで、まずはヘアサイクルの正常化を目指します。そして、休止期にある髪の毛根を刺激して、少しでも早く成長期に移行してもらいます。

 

さらに、成長期に移行して新しい髪が生えた後は、育毛剤による栄養補給で太く長く伸びるのを待ちます。

 

人の髪の毛は、1ヶ月で1cm〜1.5cm程度しか伸びません。そのため、地肌透けの気になる薄毛部分が覆い隠されるまで、数ヶ月待つ必要があります。

 

上記の「休止期→成長期の移行」と「髪の毛が伸びるスピード」を考慮すると、3ヶ月〜6ヶ月は必要になってきます。

 

育毛剤の販売サイトなどでも、「育毛剤の効果を実感するために3ヶ月〜半年の継続使用をおすすめします」と書かれているのは、上記の事を考えた期間設定となっています。

 

※ニオイ・ベタつき・かゆみなど、使用感が気になる場合は、無理に使用を続けずに、違う育毛剤に変えたほうが良いと思います。(それなりの期間、継続使用する必要があるため)

 

 

育毛剤が合っていなかった可能性

 

スキンケア化粧品と同じように、育毛剤にもお肌や薄毛症状との相性の良し悪しがあります。

 

相性が悪いケース

 

頭皮が敏感肌・乾燥しやすい
→ 頭皮への負担が強すぎる育毛剤はNG

高価な育毛剤を使っても、健康な髪を育む地肌の調子が悪ければ、期待したほどの効果は得られません。

 

現在販売されている育毛剤のほとんどに、アルコール成分(エタノール)が含まれています。

 

このアルコール成分は刺激のもととなり、地肌が極端に敏感な方との相性は悪い傾向にあります。また、アルコールが蒸発する際に水分が奪われてしまうため、乾燥肌の方との相性もあまり良くありません。

 

防腐剤(パラベン)や石油系界面活性剤など、頭皮に負担をかける成分を配合したものも避けたほうが無難です。

 

※市販の安価な育毛剤(千円〜3千円)は、製造コストを抑えて大量に販売することを優先しているため、配合成分の60%〜70%がアルコール成分だったり、防腐剤・香料・着色料などを使用したものが多くなっています。

 

そういった商品は、刺激が強すぎたり、ベタつきや強いニオイなど使用感も悪い傾向にあります。

 

→ 頭皮ケア目的で使っているのに、さらに頭皮環境を悪化させてしまう可能性もある。(= 髪が十分に育たない)

 

顔や手のお肌と頭皮は同じ皮膚なので、敏感肌・乾燥肌用の化粧品を使っている方は、育毛剤もそういった配慮がされているものを選んでみてください。

 

参考記事
敏感肌の女性でも安心して使える育毛剤

 

遺伝や男性ホルモンの影響を受けた薄毛症状
→ 女性用育毛剤だと効かない可能性あり

 

男性の薄毛症状は、脱毛を誘発する男性ホルモンの影響が主な原因です。

 

実は、女性の体内にも男性ホルモンが存在していて、ホルモンバランスが乱れた時、加齢により女性ホルモンの分泌量が低下したときなどに、その影響を強く受けてしまう可能性があります。

 

また、親族からの遺伝も「男性ホルモンの影響の受けやすさ」を受け継ぐため、20代・30代と若い年代の女性でも、男性ホルモンの影響を受けた薄毛症状(FAGA)を引き起こすことがあります。

 

→ 抜け毛・薄毛で悩む女性の30%〜50%は、FAGA(女性男性型脱毛症)と言われています。

 

もし、男性ホルモンの影響を受けていた場合は、一般的な女性用の育毛剤を使っても、期待したほどの効果を得られない可能性が高くなります。

 

理由は、女性が使うことを想定して開発された女性用育毛剤には、「男性ホルモンの活動をブロックする成分」が配合されていないことが多いからです。

 

参考記事
女性でも男性型脱毛症で悩む人が増えています

 

 

栄養不足の可能性

 

体の機能を健康に維持するためには、バランスの良い栄養の摂取が不可欠です。

 

しかし、毎日の食事で必要な栄養素をバランスよく摂れている人は、かなり少ないのが実情のようです。

 

栄養不足は髪の成長にも影響し、慢性的に不足した状態では、毛根内の細胞が非活発な状態に陥り、抜け毛、薄毛、白髪、切れ毛、パサつきなど、様々な頭髪トレブルを引き起こします。

 

育毛剤の役割と足りない点

 

育毛剤には、髪の成長に必要な栄養や酸素を毛根に届ける「血流」を促進する作用があります。

 

しかし、頭皮の外側からアプローチする育毛剤では、直接的に栄養素を補給する働きはほとんど期待できません。

 

そのため、体内の栄養が不足した状態で育毛剤を使用しても、毛根に届ける栄養が足りていないため、髪の毛の成長は不十分な状態に。

 

この状態で育毛剤を使い続けても、期待したほどの効果を得られないのは、当然の結果とも言えます。

 

育毛剤を試してみたけど、効果をイマイチ実感できなかった方は、栄養バランスを今一度見直してみてください。

 

もし、毎日の食事でバランスよく摂取するのが難しい場合は、サプリメントに頼るのもありだと思います。

 

※サプリメントで栄養を摂取しても、その栄養を毛根まで届けてくれる血流が滞っていると、髪は育ちません。

 

薄毛治療専門のクリニックでも、血行を促進する育毛剤+栄養サプリ、という処方があたり前になっているので、育毛剤と栄養サプリの併用が一番効果を発揮しそうです。

 

参考記事

 

 

病気が潜んでいる可能性

 

3ヶ月〜6ヶ月間、育毛剤を使用して頭皮ケアを続けたのに、まったく改善しなかった、または、症状がさらに悪化したような場合は、念のため病院で診察を受けてみることをおすすめします。

 

何かしらの病気で異常脱毛が起きている場合、その病気を治さないと、脱毛も止まらない可能性が高いです。(= 育毛剤を使ってもあまり意味がない)

 

経験上では、抜け毛が異常に多い(1日200本以上が続く)、薄毛の進行が止まらない、という理由で皮膚科や婦人科に行って検査を受けても、「特に異常なし」と言われて何の対処もしてくれませんでした。

  • 一般的な病院は病気を治すところ
  • 不健康な生活習慣や加齢による抜け毛や薄毛は病気ではない

基本的に上記のような扱いになっています。

 

とはいえ、脱毛の原因が病気の可能性もあります。

 

特に、異常な抜け毛や薄毛の進行以外に、体に不健康な違和感がある、また、無月経・生理不順・不正出血・過多月経などホルモンバランスに異常がある場合は、内科や婦人科で診察を受けてみたほうが良いです。

 

≫ 女性のひどい抜け毛・薄毛、病院は何科?

 

抜け毛・薄毛以外は特に何の違和感もない場合

一般的な病院では「特に異常なし」と言われてしまう可能性が高いです。

 

そのようなケースで専門的な診断・治療を受けたい場合は、薄毛治療・頭髪専門のクリニックに相談してみるのも1つの選択です。

 

最近では、女性専用の頭髪クリニックも増えてきて、無料カウンセリングも実施しているので、思い切って相談してみるのもありだと思います。

 

≫ 頭髪クリニックでの診察・治療の流れ