運動不足と抜け毛の関係について

 

近年増加傾向にある女性の抜け毛・薄毛の悩みは、複合的な要因により進行します。

 

原因となる大部分は体内のホルモン由来のものですが、生活習慣由来の抜け毛もよく見られる現象です。

 

生活習慣にも色々ありますが、今回は「運動不足」に焦点を当てて考えてみました。

 

日ごろの運動不足が抜け毛を助長するのか?回避するにはどんな運動が良いのか?などを見ていきましょう。

 

運動不足だと抜け毛・薄毛が増える?

 

結論から言うと、運動不足は抜け毛の増加を引き起こす一つの要因になります。

 

運動不足が抜け毛を加速し薄毛につながる機序はいくつか考えられます。

 

まず一つ目は、体を動かさないことによる血行不良です。

 

日頃から体を動かす習慣がないデスクワークの方は冷え性であることが多いですが、これは運動不足で血液の循環が悪くなっているためです。

 

血行不良は心臓から遠い頭皮で顕著に表れるので、血行不良により栄養不足に陥った毛根が元気な髪の毛を生やす力を落としてしまいます。

 

また運動不足は全身の筋肉の硬化をもたらします。肩こりや首こりを誘発して、これにつながる頭皮も引っ張られて柔軟性を失います。

 

これは同時に先ほどの血行不良にもつながりますね。

 

また、どんなに運動が嫌いな方でもまったく体を動かさないというのは、知らないうちにストレスを溜めこんでしまいます。

 

ストレスも筋肉を固くし血管を収縮させる作用があるのでよくありません。

 

そして、運動不足は肥満の原因にもなります。

 

肥満の方は血液の質が悪くなりドロドロ血の方が多いですね。

 

ドロドロ血はそれ自体頭皮の血行不良につながりますし、全身の健康上もよくありませんので、生活習慣病に進行する前に対策を講じる必要があるでしょう。

 

太り気味の方は汗っかきであることが多いので、頭皮環境が悪くなりがちです。

 

衛生面で気を配り頭皮環境をクリーンに保てるように工夫しましょう。

 

育毛のためのおすすめの運動法は?

 

では育毛を促進するために運動不足を解消するとしたら、どんな運動が良いのでしょうか。

 

主目的となるのは、全身固くなった筋肉をほぐしてやることと血行促進です。

 

これを考えると固まった筋肉を程よく動かし、血の巡りを良くする有酸素運動が効果的です。

 

今現在肥満気味の方は、別途エクササイズメニューを考える必要がありますが、今のところは肥満傾向は無く運動不足だけを実感している場合は、それほど強度は強くなくても良いです。

 

時間を取れるのであれば、じっとりと汗をかけるように30分〜1時間くらいを目安にして、ウォーキングやジョギング、エアロバイクなどで体を動かしましょう。

 

 

スポーツクラブなどでは、ダンスやボクササイズなど豊富なメニューが用意されているので、一人では続かないという人は利用しても良いですね。

 

ストレスの解消という意味でも有酸素運動はとても効果的です。

 

運動に苦手意識を持っている人でも、運動で汗をかくと強い爽快感を覚えて病み付きになる人もいます。

 

「ランナーズハイ」という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、有酸素運動では脳内で快感物質が放出されるので、爽快感や達成感を味わうことができます。

 

基本的にはこういった有酸素系の運動がおススメですが、マシンなどを使った筋トレ系の無酸素運動が好きだという人もいます。

 

好き嫌いがはっきり分かれますが、筋肉を鍛えることで筋肥大をおこし見た目に美しいプロポーションを目指せるのも筋トレの魅力の一つです。

 

もし苦にならないようであればこちらも取り入れると良いですね。

 

理想は筋トレ1:有酸素2くらいの比率でセットでやると効果が高まります。

 

補足:毛細血管を増やして血行促進

 

頭髪の成長だけでなく、人間の生命活動に必要な酸素や栄養は全身を流れる血液によって運ばれています。

 

また、細胞の隅々まで栄養を行き渡らせるためには、毛細血管を増やす(減らさない)ことが重要です。

 

髪の毛のためにも毛細血管を健康な状態にキープ

 

不健康な生活習慣や加齢による老化現象により、正常に機能する毛細血管は減少してしまいます。

 

すると、全身に運ばれる酸素や栄養が不足してしまい、健康に様々な悪影響を及ぼします。

 

「髪は健康のバロメーター」と言われるほど体の調子の影響を受けるため、毛細血管の機能が低下してしまうと、抜け毛・薄毛・白髪・髪質の悪化など髪の毛の悩みも増えることに。

 

それを防ぐためには、適度な有酸素運動により、毛細血管を健康な状態にキープしておく必要があります。

 

手軽にできる有酸素運動はランニングやウォーキング、水泳など。

 

これらの運動は毛細血管を増やす王道的トレーニング方法(※1)です。

 

※1 LSDトレーニング(Long Slow Distance)、長く・ゆっくり・距離のあるトレーニングという意味。

 

一般的にはランニングを指しますが、ウォーキングや水泳でも長く継続的に体を動かし続けることで同様の効果が得られます。

 

コツは

  • 少し負荷がかかるくらいの運動量&時間、いい感じに汗をかくまで体を動かし続ける。

 

毛細血管の機能向上を目指した場合、あまりにも短時間のジョギングや、遅いスピードでのウォーキングでは効率が悪いと言われています。

 

そのため、ジョギングなら最低でも30分。ウォーキングなら早歩きで1時間程度は実践して、いい感じに汗をかきましょう。

 

※無理のし過ぎは逆効果になるので、運動量や時間は徐々に増やしていくのが理想。

 

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