「亜鉛サプリ 逆効果」について分かったこと

 

髪の成長に欠かせない栄養素の「亜鉛」。

 

現代人の食生活では不足しがちな栄養素と言われています。

 

そこで、不足分を手軽に補える「亜鉛サプリメント」の需要が高まっています。

 

通販サイトのAmazonで「亜鉛サプリ」と検索すると、1000件以上ヒットします。そこから詳細を絞り込んで亜鉛サプリだけのカテゴリーにしても167件もヒットしました。

 

さらに4つ星以上(5つ星が最高)で絞りこむと39件。

 

相当な種類あるのが分かります。

 

人気は「DHC」「ネイチャーメイド(大塚製薬)」「ディアナチュラ」「小林製薬」あたりだと思います。

 

効果の口コミを知りたくて掲示板を見てみた

 

抜け毛や薄毛に関する掲示板を見てみたら、「亜鉛サプリを摂取しはじめてから逆に抜け毛が増えた」という書き込みが複数。

 

この書き込みの信憑性の程は分かりませんが、気になったので「亜鉛サプリ 逆効果」「亜鉛サプリ 抜け毛増える」と検索して情報収集してみた結果、

 

「亜鉛の過剰摂取」と「セレンやクロムが含まれているサプリ」が逆効果になり得る要因と分かりました。

 

先に上げた、亜鉛サプリで抜け毛が増えたという書き込みをした人達は、過剰摂取はしていないと言っていたので、怪しいのは「セレンやクロムの含有」になります。

 

その事について詳細を調べていくと、以下のページを発見。

 

≫ セレンやクロムを含むサプリメントの過剰摂取にご注意(東京都福祉保健局)

 

このページの最初の文章に注目

アメリカでは、2008年に政府機関が、ある特定のダイエタリーサプリメントにセレンやクロムが高濃度に含まれていて、健康被害が報告されていると注意喚起しました。この製品の利用者に、脱毛、筋肉のけいれん、下痢、関節痛などの症状が出ました

脱毛の症状とあります。

 

この「高濃度」がどの程度の含有量なのかは不明ですが、脱毛の症状が出ているのは気になりますよね。

 

セレン・クロムの目安摂取量

 

同じページにセレンやクロムの1日推奨量と耐容上限量が掲載されています。

 

 

セレン
1日推奨量

15歳以上女性:25μg(マイクログラム)

耐容上限量

15歳以上女性:210〜230μg

クロム
1日推奨量

18歳〜69歳女性:30μg

耐容上限量

データなし

 

 

この数値を見て、えっ!?と驚いたのが、それまで毎日摂取していたDHCの亜鉛サプリの栄養成分。

 

1日1粒の摂取が目安とされています。その1粒にセレン50μg・クロム60μgが含まれていました。

 

耐容上限量は超えていませんが、1日推奨量は超えていて約2倍の量。

 

小林製薬の亜鉛にも、セレン30μg・クロム30μg。

 

ディアナチュラの亜鉛も、セレン23μg。

 

ネイチャーメイドの亜鉛だけ、セレン・クロムとも含まれていませんでした。

 

この結果から、最近ではネイチャーメイドを選ぶ人が増えているようです。(私も今はネイチャーメイド)

 

ネイチャーメイドの亜鉛サプリ

手の平サイズの小さなボトルに60粒入っています。摂取目安が1日1粒なので約2ヶ月分。

大塚製薬 ネイチャーメイドの亜鉛サプリ

小粒なので飲み込みやすいです。これ1粒に亜鉛10mg含有(1日1粒 → 約10円)

 

参考情報

 

各亜鉛サプリの亜鉛含有量

(1日の摂取目安量あたり)

 

含有量の多い順

  • 小林製薬:16mg
  • DHC:15mg
  • ディアナチュラ:14mg
  • ネイチャーメイド:10mg
Amazonでの価格

(60日分)

 

価格の安い順

  • ディアナチュラ:387円
  • DHC:411円
  • ネイチャーメイド:582円
  • 小林製薬:1173円

※確認時の価格のため変動あり

 

 

セレン・クロム以外の要因もある

 

抜け毛が増える要因は多岐にわたるため、一概にセレンやクロムが原因とは言い切れません。

 

でも、セレンやクロム含有の亜鉛サプリを摂取した後に、抜け毛が増えた人は複数いたので、何かしらの影響はあった可能性がありそうです。(真相は不明)

 

セレンもクロムも通常の食事で不足することはないそうなので、過剰摂取の影響を心配する人は、含有されていない亜鉛サプリを選んでおいた方が無難だと思います。

 

 

髪の毛に亜鉛サプリがいい!は本当なの?

 

亜鉛 = 育毛・薄毛対策に欠かせない栄養素という情報は昔から目にしますが、最近ふと「亜鉛って本当に必要なのかな?」と思うようになってきました。

 

理由は色々あります。

  • 「亜鉛を飲み始めて薄毛の症状が改善した」というような話をほとんど聞かない
  • 「亜鉛不足だと薄毛率が高まる」ような統計データーを見たことがない
  • 「健康食品の安全性・有効性情報」というサイトの亜鉛のページで「脱毛症には効果がない」という記載があった(※)

※国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所が管理するサイトなので信用性は高いと思われます。(該当ページ: https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail36.html

 

亜鉛の摂取を続けるべき?

このまま亜鉛を摂取し続けたほうがいいのか?止めるべきか?悩みましたが、

 

セレンやクロムの含有量に気をつけて商品を選べば、髪の毛に対してマイナス作用があるわけではないので、気休め程度で摂取し続ける予定です。

 

髪の成長と亜鉛の関係

 

ネットで「亜鉛 髪の毛」と検索すると、「増える」「伸びる」「太くなる」のような情報を目にしますが、亜鉛だけでそのような効果は期待できません。

 

なぜ、亜鉛を摂取するの?

  • 髪の毛は「ケラチン(タンパク質)」で99%を占めている
  • 亜鉛はケラチンの合成において重要な役割を担っている

 

そのため体内の亜鉛が不足すると、髪の主成分であるケラチンの生成が滞り、ヘアサイクルの乱れを招いてしまいます。

 

その結果、抜け毛、ハリ・コシ不足、細くなる、など様々な頭髪トラブルを引き起こすことに。

 

このような頭髪トラブルを「予防」するために亜鉛の摂取は意味があるのだと思います。

 

あわせてよく読まれている記事

 

 

▼ 以下、追記です。

「亜鉛不足チェック」「飲むタイミング」「吸収を悪くする成分」

 

過剰摂取にはご用心

 

毎日、納豆を食べる習慣のある方は、必要なセレンを十分摂取できているそうです。なので、その他に亜鉛サプリなどで補給してしまうと過剰摂取になってしまいます。

 

(私は未経験ですが、下痢をしたり、気持ち悪くなったりする方もいるそうです)

 

また、亜鉛サプリを飲んだあとに気持ち悪くなる理由として「空腹時の摂取」をよく目にしますが、亜鉛の過剰摂取の症状として「吐き気」もあるそうなので、本当に亜鉛が足りていないかを調べてみることも大切です。

 

亜鉛不足チェック

 

亜鉛不足からくる症状のなかに「味覚障害」と「爪の異常」があります。

 

この症状の有無で亜鉛不足をある程度チェックできます。

 

味覚障害チェック
  • 200mL程度の水を用意
  • その水に塩を0.1g程度入れる
  • よくかき混ぜる

(親指と人差指2本のひとつまみの塩で0.2g〜0.4gくらいなのでかなり少量です)

 

用意した塩水と普通の水を飲み比べてみて違いがわからない方は、味覚が弱っている可能性大。

 

普段の食事で極端に「味が薄く感じる」ような場合も味覚障害かもしれません。

 

※味覚に違和感がある → 病院(耳鼻咽喉科)に相談してみましょう。

 

 

私も上の方法でチェックしてみたところ、まったく塩味を感じませんでした。(亜鉛サプリ摂取してるのに…)

 

ショックを受けながら色々検索してみると、以下のような情報を発見。

 

  • 人は舌にある味蕾(みらい)というセンサーで味を感じている。
  • 中高年になるにつれ味蕾の細胞が減少したり、感度がにぶったりする(個人差あり)
  • すると少しずつ味が分からなくなってくる。
  • 甘味・酸味・苦味・塩味の4種類のうち、もっとも感度の低下を自覚しやすいのは「塩味」。

 

私(40代)の場合は、老化現象からくる味覚の変化のようです。。。

 

爪の異常チェック

 

手足の爪は髪と同じタンパク質が主成分のため、体内の亜鉛が不足すると(亜鉛欠乏症)、爪に異常が現れやすくなります。

 

爪の異常サインは様々 → 凸凹・縦線・横線・白い斑点・割れやすいなど。

 

※爪の異常は亜鉛以外の栄養不足、加齢による老化現象、病気のサインなどでも現れるため、あくまでも目安の一つです。

 

亜鉛サプリを飲むタイミング

 

亜鉛は他の栄養素と比較すると、効率よく吸収させるのが難しいと言われています。

 

そのため、

朝・夜、食前・食後、「亜鉛サプリはいつ飲めばいいの?」

と疑問に思う方も多いようです。

 

そのタイミングですが、基本的にいつでもOK というのが定説になっています。

  • 朝(起床後すぐ):胃腸への負担が大きい
  • 夜(就寝前):胃腸が休まらない
  • 食前(空腹時):胃腸への負担が大きい
  • 食後(満腹時):亜鉛の吸収が悪くなる

上記のように、どのタイミングで摂取してもデメリットがあるため「いつ飲んでもさほど差はない」と言われているのだと思われます。

 

避けたいタイミングとしては、しっかり栄養をとった満腹時。栄養が足りているため亜鉛の吸収が半減してしまいます。

 

ですので、吸収率を優先するなら空腹時のほうがいいことになります。

 

でも!「空腹時に亜鉛を飲むと気持ち悪くなる」という方も。

 

色々な事を考慮すると、食事中がいいのでは?という結論になりました。(個人の見解です)

 

亜鉛の吸収を悪くする成分

 

・タンニン
コーヒーやお茶などに含まれる成分。タンニンが亜鉛と結びついて体外に排出されやすくなります。

 

※亜鉛の吸収を考えると、食後にコーヒーやお茶を飲む場合は30分くらい間をあけるのが理想。

 

・フィチン酸
スナック菓子やインスタント食品に含まれる成分。亜鉛・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルとの結合力が強いため、体内吸収を妨げてしまう。

 

・ポリリン酸
フィチン酸と同じく、スナック菓子やインスタント食品に含まれる成分。摂取した亜鉛を体外に排出する作用がある。

 

・食物繊維
亜鉛・鉄・銅などのミネラルを吸着する性質があるため、過剰に摂取しすぎるとミネラル不足を招く。