育毛成分「CTP」の効果
※本記事で紹介している商品はPRを含みます。
市販の育毛剤に使用される成分に「6-ベンジルアミノプリン(CTP)」があります。
この成分は三省製薬という企業が発見し、元々は植物が元気に育つことができるように利用されていた成分です。
これに人の毛髪の育毛効果があることが分かり、本格的に育毛剤の成分として転用開発が行われ、当時の厚生省からも有効成分として認可されたものです。
今回はこのCTPについて育毛効果を見ていきましょう。
CTPは毛母細胞の細胞分裂を促進する
人の毛髪は毛根内の毛乳頭がその周囲にある毛母細胞に対して細胞分裂の指令を出し、これに応じて毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪の毛として成長していきます。
この作業を手助けするのがBMPというタンパク質の一種です。
髪の毛はケラチンでできていますが、BMPはケラチンの合成を助ける働きがあります。
毛乳頭の細胞分裂指令の効果をより強めてくれるサポート役といえるでしょう。
BMPは女性ホルモンが減ると減少する
BMPは女性ホルモンとの関係が強く、女性ホルモンの量が減るとBMPも減少してしまいます。
加齢やストレスなどによって女性ホルモンの分泌量が減ると、BMPの量も少なくなるので育毛効果が弱まってしまいます。
ここにCTPを投入すると、BMPの生産量を増やすことで減少を補うことができます。
三省製薬による実験では
CTPの生みの親である三省製薬ではいくつかの実験をしています。
ヒトの毛乳頭細胞を使ってCTPと共に培養実験をしたところ、BMPの生産量が35%アップしました。
またヒトの毛包器官を取り出してCTPを加えたものとそうでないものを比較実験した結果、CTPを加えたものの方が成長スピードが速まり、より太くしっかりした毛が生育されたようです。
毛母細胞の細胞分裂の力が強まり、細胞の生命力が強まったためと考えられます。
同企業では女性約700名にCTPの使用体験を依頼し、その80%以上が抜け毛が減ったと実感しています。
副作用はあるか?
同製薬会社の実験では、主に女性向けの訴求商品のために女性での実験がされたようですが、男性でも使用することができるので色々な育毛剤に配合されています。
特に目立った副作用はありませんが、添加剤なども含めて外用塗布剤によくある皮膚系の症状を招く可能性はあります。
かゆみや発疹・発赤が見られた場合は使用を中止して、育毛剤との関連性がはっきりしたら別の商品に切り替えが必要です。
三省製薬が抜け毛・薄毛で悩む女性のために開発した薬用育毛剤。
デルメッドヘアエッセンス
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