遺伝による女性の薄毛と育毛剤の効果について

※本記事で紹介している商品はPRを含みます。

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当サイトの訪問者から、遺伝による薄毛と育毛剤の効果について、ご質問を頂きました。

 

質問内容

薄毛が多い家系です。私は今28歳なのですが、かなり薄毛が進行しています。

 

特に前髪の生え際や分け目の地肌透けがひどい状態です。

 

何の対策もしないのも不安なので育毛剤を試してみようと思います。

 

原因が遺伝かどうかは判断できないのですが、もし遺伝が原因だった場合、育毛剤での改善効果は見込めますか?

 

この質問について、私だけの判断では不安なので、女性用育毛剤を開発販売しているメーカーに、直接問い合わせてみました。

 

頂いた回答がこちら

遺伝的に薄毛になりやすい人は、ヘアサイクルが一般的な年齢よりも早めに正常に機能しなくなります。

 

すなわち、「成長期」が短く、毛髪が十分に成長しきらないうちに「退行期」に移ってしまいます。

 

育毛剤では「遺伝的因子を改善して将来薄毛にならなくする」ということはできませんが、ヘアサイクルを正常にして、薄毛になる年齢を遅らせたり、薄毛の程度を改善する効果は見込めます。

 

効果をどこに求めるかによって、解釈が違ってきそうですね。

 

遺伝による脱毛を根本から改善する効果はない。
でも、薄毛の進行を止めたり・症状を改善する効果は見込める。

 

そもそも、遺伝による薄毛=主に男性の薄毛、を根本から改善する育毛剤や薬を開発できたら、ノーベル賞級の快挙ですよね。薄毛で悩む人が世の中からいなくなりますから。

 

という訳で、ご質問者の育毛剤に求める効果は、現状を改善したり・進行を遅くしたりすることになるかと思われます。

 

そういう意味では、もし薄毛の原因が遺伝だった場合でも、効果は期待できるという回答になります。

 

どんな育毛剤を選べばいいの?

 

使用感、効果、コスパ、口コミなど、選ぶ基準は色々あります。

 

遺伝が疑われる薄毛の場合は、価格の安さや香りの良さなどではなく、本格的に効果が期待できて、また、副作用のない「医薬部外品の育毛剤」をおすすめします。

 

※男性と女性では頭皮環境や有効な成分に違いがあるため、「女性のために開発された」育毛剤を選びましょう。

 

≫ 条件に該当する育毛剤はこちら

 

より高い効果を求めるなら
  • 抜け毛・薄毛の症状がかなり進行している
  • 市販の育毛剤を試してみたけど期待したほど改善しなかった

このような場合は、ミノキシジル配合の医薬品育毛剤に頼ってみるのも1つの選択だと思います。

 

※高い効果が期待できる反面、副作用(主に初期脱毛)の心配もあるため、使用するなら専門医に相談してからのほうが無難です。

 

▼ 髪の毛専門のクリニック

 

近年、女性専門の薄毛治療クリニックも少しずつ増えていて「無料カウンセリング」を実施している店舗もあります。

 

詳細は
≫ 「無料カウンセリングあり」の女性専門 薄毛治療クリニック

 

[補足] 女性の薄毛と遺伝について

 

女性の薄毛の原因は主に、頭皮環境や生活習慣の乱れにあると言われています。

 

専門家の間でも意見が別れるのが、「遺伝」による脱毛について。

 

男性の場合は抜け毛・薄毛の原因をつくる男性ホルモンをたくさん持っているので、脱毛遺伝子をもっていれば、丁寧に頭皮ケアをしていても遅かれ早かれ髪は薄くなっていきます。

 

(女性の場合は、脱毛遺伝子を持っていても、表面化する人・しない人に分かれます。特定の原因はまだ分かっていないようです)

 

女性の体内に存在する男性ホルモンは少ないため、その他の原因(血行不良、ストレス、栄養不足、睡眠不足など)が薄毛の主な原因という専門家が多くなっています。

 

しかし、世界中で「女性の薄毛」について、いろいろな研究が行われるようになってから、女性の脱毛の6割は遺伝によるものではないか、というような結果もでているようです。

 

家系的な流れで脱毛遺伝子をもっている女性の体内で、少なからず存在する男性ホルモンが必要以上に強く働いてしまうと、結果的に遺伝による薄毛となってしまいます。

 

遺伝による薄毛かの判断

 

ご自身の薄毛が環境によるものか?遺伝なのか?の判断は、女性の場合は非常に難しいと言えます。

 

理由として、女性型脱毛が男性型脱毛より特定のパターンが存在しないことがあげられます。

 

男性の場合は、生え際が後退する、頭頂部だけが薄くなるなど、見た目で判断できるパターンがあるため、若年性・壮年性脱毛症かどうかの判断がつきやすくなっています。

 

一方、女性の場合は、特定部分が薄くなるのではなく、髪の毛全体のボリュームがなくなり、地肌が透けたり、分け目が広がって見えたりという、いわゆる「びまん性脱毛症」の症状の方が多くなっています。

 

(女性でも生え際だけ後退したり、頭頂部・つむじ付近だけ薄くなるケースもあります。この症状は「女性男性型脱毛症 FAGA」とも呼ばれています)

 

女性に多い、びまん性脱毛症の場合は、原因の特定がいろいろと考えられるため、遺伝的なものと断定するのは難しいのが現状です。

 

薄毛の遺伝子検査

どうしても検査したい場合は、男性型脱毛症(AGA)になりやすいかどうかを調べる「遺伝子検査」があります。

 

この検査は、将来の薄毛確率などが正確に分かるわけではなく、薄毛になりやすい体質かどうかを調べるものです。(脱毛リスク 高・中・低 の三段階で評価)

 

薄毛治療専門のクリニック、または自宅でできる検査キットなどを利用します。(有料)

 

※AGA遺伝子検査の正確性や信憑性については「ハッキリしていない」というのが現状のようです。

 

若年層の薄毛のほうが遺伝の可能性が高い?

 

あくまでも傾向ですが、年配の方より若年層の薄毛の方が遺伝による脱毛の可能性が高い、という話を聞いたことがあります。

 

理由として、年配の方の薄毛の原因は、主に加齢による老化現象と考えられますが、まだ老化の可能性がない年齢(10代20代)なのに薄毛になってしまっている場合は、遺伝による脱毛の可能性が高くなるからです。

 

年齢的に若い方が体の回復力的にも改善が早そうですが、髪の毛に関しては、若くして症状がでる=遺伝による可能性もある、と言えるためコントロールが難しく、治りにくかったり・改善するまでに時間がかかったりする傾向にあるようです。

 

生活習慣の乱れやストレスなどが原因の場合は、その要因になっている問題を改善すれば、ヘアサイクルも正常に戻って抜け毛が減り、ボリュームも戻ります。

 

しかし、もし遺伝による脱毛だった場合は、自分ではコントロールできないため、色々試してみても一向に改善しない、という話もよく耳にします。

 

規則正しい生活をしている、ホルモンバランスが乱れやすい出産前後や更年期(主に45〜55歳)、強いストレスも感じていない(影響がでてくるのは数カ月後)など、

 

思いあたる原因が特にないのに、ひどく薄毛化が進行している場合は、甲状腺機能低下症(橋本病)、膠原病(こうげんびょう)、ホルモン異常、その他の病気なども考えられるので、専門医のいる医療機関での検査をおすすめします。

 

(総合内科のある大きい病院の方がよいと思います。診断の結果によって、婦人科をすすめられたりします。)

 

関連記事 ≫ 女性のひどい抜け毛・薄毛、病院は何科?

 

薄毛のケアを諦めないで!

 

原因が分からないから、1〜2ヶ月育毛剤を使ってみたけど改善しなかったなどを理由に、頭皮ケアを止めてしまう人が多いようです。

 

でも、ある程度まで薄毛が進行してしまっている場合は、育毛剤などでのケアを続けていかないと、悪化するばかり…

 

ヘアサイクルの関係で頭皮ケアの効果が出るまでには、3ヶ月〜6ヶ月かかるのが普通です。

 

薄毛が気になったら、その日からケアを開始しましょう!

 

頭皮ケアには、手遅れはあっても、早すぎということはありません。

 

そして、6ヶ月程度はケアを継続してみてください。

 

目に見える部分では何の変化がなくても、頭皮や毛根内部では変化が起きているはず。

 

良い結果を信じてポジティブ思考でいることも、育毛で成功するためには大切なことです。