産後の抜け毛が落ち着いたと思ったら…再発?
※本記事はPRを含みます。
当サイトの訪問者から、産後の抜け毛の再発について質問を頂きました。
質問内容
私は34歳です。昨年の12月頃にはじめての出産を経験しました。
産後から2ヶ月経った2月に急に抜け毛が増え始めました。
1日で200本近くは抜けていたと思います。
朝起きた時の枕にも数十本、シャンプーやドライヤーの時も数十本で排水口は真っ黒に!
部屋中に私の抜け毛が落ちていて掃除も大変でした…
そんな大量の抜け毛も産後から5ヶ月くらいから減りはじめて、6月半ばには出産前の通常状態まで回復しました。
前髪の生え際が薄い・分け目の頭皮地肌も少し目立つ程度にまで、薄毛が進行していたので抜け毛が止まった時は本当にホッとしました。
が!
7月後半に入ってまた抜け毛が増えてきました。
以前と同じ程度(1日150〜200本)は抜けていると思います。
このままハゲちゃうの?と恐怖すら感じた産後の抜け毛が、やっと終わったと思ったのに…
この2回目の抜け毛は、産後脱毛の再発なのでしょうか?
また数ヶ月以上続くと思うとゾッとして夜も眠れません。。
何か対策を取ったほうがいいのか、放っておいていいのかも分かりません。
どうかアドバイスをお願いします。
管理人より
質問者様のように、産後の抜け毛が再発したような症状で悩む方は、かなり多いです。
出産前後のホルモンバランスの乱れによって抜けていた髪の毛は、(一般的に)産後6ヶ月程度で落ち着きます。
これは、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が正常に戻ったおかげです。
この状態から数ヶ月〜1年程度でまた抜け毛が多くなるのは、再発ではなく、違う要因による症状と考えたほうがよさそうです。
ひどい抜け毛が再発する要因
産後の抜け毛が落ち着いた頃によくある抜け毛の要因は、育児ストレス、睡眠不足、産後ダイエット、血行不良などです。
ダイエットは産後に限らず栄養が不足するので、髪の毛も十分に育たなくなります。
(母乳育児の場合は赤ちゃんの分までバランスよく栄養を摂取する必要があります)
また、授乳期間は夜間の授乳などで寝不足に陥りやすく、疲労も溜まりやすい状態といえます。
そして多くの産後ママが当てはまるのが「ストレス」です。
慣れない育児は相当なストレスを感じます。さらに、産後の抜け毛がはじまると、毎日のように抜け落ちる本数が気になったり、前髪や分け目の薄毛が気になったり…
この産後脱毛による抜け毛を気にすることもストレスにつながり、さらなる抜け毛の要因となり得ます。
そもそも何でストレスが抜け毛の原因になるの?
強いストレスや毎日のようにストレスを感じ溜まってくると、「血流」が悪くなります。(ストレス→血流が悪くなるの解説は難しくなるので、ここでは避けます)
髪の成長に必要ような栄養や酸素は血流によって運ばれるので、血行が悪化すると(栄養や酸素不足で)髪を作る細胞がダメージを受け、成長が止まってしまい新しい髪が作られなくなります。
いま生えている髪の毛も成長が止まり、抜け落ちていきます。これがストレスが要因の抜け毛です。
出産前に外で働いていた方が産休や育休に入ると、(個人差はありますが)1日の運動量が減るケースも。
あまりにも身体を動かさないと、血行が悪くなるので「血行不良」に陥り、これもヘアサイクルの乱れに影響し抜け毛の要因になります。
一番のポイントは「ストレス」を溜めないこと
紫外線やストレスなど髪の成長を妨げる刺激は多々ありますが、刺激を受けてから抜け毛や髪質の変化となって表面化するまでには、2〜3ヶ月のタイムラグがあります。
産後の抜け毛が落ち着いてから数ヶ月でまた再発したように見えるのは、このタイムラグの影響です。再発する数カ月前にはストレスなど、何かしらの要因があったはずです。
産後の抜け毛で最悪のサイクル
出産によってホルモンバランスが乱れる → 抜け毛が増える → その抜け毛が気になりすぎてストレスが溜まる → ストレスが原因で抜け毛が増える → 抜け毛を気にしてストレスが溜まる → 以後ループ状態に。
このように、抜け毛を気にし過ぎるとストレスを感じ、それがまた新たな抜け毛の要因になってしまいます。
なので、毎日抜け毛の本数を数えたり、抜けないようにシャンプーやブラッシング、ドライヤーのかけ方などに気を使い過ぎないようにしましょう。
抜け落ちる髪は理由があって抜けていくので、抜けないようなするための工夫は不要です。
前髪を強く引っ張るような髪型やヘアカラー・パーマなど、人的に頭皮や髪に負担をかけている場合は別です。頭皮に負担や刺激を与える行為はなるべくさけましょう。
でも、何の対策もせずに、しかも抜け毛を気にするなと言っても、気になってしまいますよね。
抜け毛を減らすための、おすすめ対策法
少しでも早く抜け毛の直接的な原因となっている「ヘアサイクルの乱れ」を改善し、抜け毛を防止するために「育毛剤」の使用をおすすめします。
育毛剤は、育毛・発毛以外にも脱毛防止の効果や頭皮の保湿・血行促進などの役割もあります。
商品にもよりますが、医薬部外品の女性用育毛剤なら、厚生労働省に効果効能が認められていて、その中には「産後の脱毛」や「抜け毛防止」の働きもしっかり含まれています。
この効果が期待できることはもちろんですが、育毛剤で頭皮ケアをすることによって、(何の対策も取らずに放っておいた場合と比べて)少しでも早い改善を目指している自分に安心感を覚えるはずです。
安心感はストレスとは逆の影響をあたえるので、抜け毛が減る時期が早まります。
どんな育毛剤を使えばいいの?
避けたほうが無難なのは、刺激の強い男性用や男女兼用の育毛剤です。
産後は頭皮が弱っていてデリケートな状態。刺激の強いものを使ってしまうと、頭皮や毛根に負担をかけて症状がさらに悪化することも考えられます。
そうならないために、女性用に開発された育毛剤、さらに「無添加」で頭皮にやさしい商品がおすすめです。
条件に当てはまる育毛剤をご紹介
- ベルタ育毛剤 ( ≫ 商品詳細はこちら)
関連記事: 産後の抜け毛予防におすすめ!無添加の女性用育毛剤
追記
出産後の止まらない抜け毛の原因は「びまん性脱毛症」かもしれません
産後脱毛がいつまでも止まらない、再発したように思える場合は、加齢やストレスなどから発症する薄毛症状、「びまん性脱毛症」かもしれません。
びまん性脱毛症とは、頭髪の広範囲(前髪〜分け目〜つむじ)で頭皮が透けて目立ったり、髪のハリ・コシ・ボリューム不足を感じる、女性に多い薄毛の症状です。
びまん性脱毛症の症状(個人差あり)
産後脱毛と違って自然には回復しにくいため、症状が進行しやすく、見た目で分かるほど分け目が広がったり、毛量がダウンして地肌全体が透けてしまったりするのがびまん性脱毛症の特徴です。
びまん性脱毛症の主な原因
- 加齢
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 栄養不足
出産後はホルモンバランスが乱れやすく、また、生活環境の変化や育児によるストレス、授乳による栄養不足、高齢出産の場合は加齢など、びまん性脱毛症を引き起こす原因に数多く該当しています。
そのため、産後脱毛症(分娩後脱毛症)だと思っていたら実は、びまん性脱毛症だったというケースもあり得ます。
注意が必要なのは、産後脱毛症とびまん性脱毛症は見分けが難しいことです。
見た目や感じる症状は、「抜け毛が多い」「毛量が減ったように感じる」など大差はありません。
結果的に産後脱毛だった場合は、出産から6ヶ月程度で抜け毛は減りはじめ、徐々に出産前の状態に戻っていきます。
しかし、びまん性脱毛症だった場合は、放っておいても回復しないケースが多く、脱毛や薄毛の症状はどんどん悪化してしまう可能性があります。
▼ よくあるケース
「産後の抜け毛は自然と回復する」と聞いていたので、何の対策もとらずに放置
↓
実は、びまん性脱毛症だった
↓
対策せずに放置したため症状が悪化
↓
出産後1年〜2年経過してから「びまん性脱毛症かも?」と気がつく
↓
進行してしまったびまん性脱毛症は、回復まで相当な時間が必要になる。
上記のようにならないためにも
- 出産後1年近く経過しても抜け毛の量が減らない
- 抜け毛が再発したように感じる
- 地肌の透けや毛量ダウンの症状がひどい
- 抜け毛や薄毛が気になってストレスを感じる
該当する場合は、髪の毛の専門家に相談してみましょう。
※皮膚科や婦人科に相談するのもありですが、一般の病院の先生は髪の毛の専門家ではないため、びまん性脱毛症そのものの治療はしてくれません。
ですので、もし相談するなら、女性専門の薄毛治療クリニックの「無料カウンセリング」がおすすめです。