頭皮を押すと痛いです。考えられる原因は?

 

頭皮は普段からマッサージしておくことで柔軟性を保ち育毛環境を良くするので習慣にしておくのが望ましいですね。

 

その時、頭皮を指で押したり触ったりした時にもし痛みがある場合はちょっと注意した方が良さそうです。

 

その痛みの種類や強度にもよりますが、そのまま普段通りにマッサージしていると良くない方向に向かうこともあります。

 

今回は頭皮を押すと痛みを感じる時の原因と抜け毛薄毛との関係を見ていきます。

 

頭皮を押すと痛みが出る原因は?

 

痛みが出るということは、頭痛やケガの際の痛みからも分かるように、体からの危険信号であるわけですが、本当に体内から痛み物質(プロスタグランジンなど)が出ている場合には、なんらかの疾患がある可能性が高いです。

 

ピリピリした痛みがある場合は神経から来る痛みであることが多く、後頭神経痛などで出る症状でもあります。

 

神経の圧迫や外傷の後遺症、あるいはこれと相まって季節の変わり目などの変化に神経が反応して痛みが出ることがあります。

 

神経痛の場合は発疹を伴うことはないので見た目の変化はありませんが、もし頭皮に赤みがあったり発疹や発赤が見られる場合は別の原因を疑います。

 

頭皮が全体的に赤い場合は何らかの炎症性の症状を示すことが多く、頭皮に合わないシャンプーの使用やカラーリング剤など薬液の刺激の影響が疑われます。

 

これらの刺激は頭皮湿疹として発疹を伴うこともあるので指で触って丘疹がある場合は要注意です。

 

湿疹と似ていますが、皮脂過多などにより毛穴詰まりを起こしてしまい、内部で細菌が繁殖して炎症を起こす頭皮ニキビも痛みを伴います。

 

こちらも指に丘疹が触るので髪をかき分けてチェックしてください。

 

頭皮の痛みが髪の成長に与える悪影響

 

上で述べたような症状がある場合は、それなりの手当てが必要になります。

 

神経痛の場合は、一時的なものであれば鎮痛薬を飲んでしのぐこともできますが、再発しやすくその度にストレスを感じてしまうと育毛環境にもよくありません。

 

自己流のマッサージで軽減されることもありますが、症状が重い、再発が何度も続く場合は、ペインクリニックなどで処置を受けた方が良い場合もあります。

 

合わないシャンプーやカラーリング剤による刺激で赤みや発疹が出る場合は、炎症性の症状ですので、放置すると毛根にもダメージがいき、抜け毛の原因になります。

 

頭皮に会うシャンプーを探したり低刺激性の洗浄剤に変える、カラーリングは自分でするのではなく、美容師さんなどプロに施術をお願いして薬液が頭皮に付かないようにする、ヘナなど刺激が少ないカラーリング剤を使うなど頭皮への負担を減らす必要があるでしょう。

 

頭皮のコリが軽い痛みに感じることもある

 

上記は明確な傷みがある場合の考えられる原因と対処法ですが、痛みの度合いがそれほど強くない場合は、頭皮のコリが若干の痛みのように感じることもあります。

 

首や肩のコリは感じやすいので必要に応じてマッサージを受けることができますが、頭皮のコリはあまり感じることができない方が多いです。

 

育毛剤を使用してマッサージするのが効果的ですが、育毛剤にも成分によって刺激が多い物少ない物があります。

 

炎症がある場合は添加物などの刺激で悪化してしまうことがあるので、発疹など頭皮に異常がある時には育毛剤の使用は控えてください。

 

頭皮のコリをほぐすマッサージは、一般の整体やカイロなどの治療院では行ってないことが多いので、頭皮マッサージ専門の施術院を利用すると効果的です。

 

一部の治療院では、頭皮マッサージの技術を持った整体師がいるところもあるので、全身と頭皮のマッサージを同時に受けることもできます。